住宅のお庭にお茶室が欲しい、そんなご相談をお受けして設計事務所としてコンセプトをまとめたのがお施主様のお名前を冠したカフェ。実はこの庭数年前に私たちが設計デザインしてガーデナーチームとロックガーデンを作ったんです。
閑静な住宅地にある趣味のロックガーデン。友人と集う。
だったら、庭を見て語り合うコーヒーハウスが現代の茶室ではないか、と考察しました。

ロックガーデンといっても 手入れの行き届いた四季の植物が咲く美しいお庭ですから風景を壊さないように その建物自体がガーデンのシンボルになるように、建物を設計しました。
「うちのカフェでお茶を飲みませんか?」と小さな集いを設ける。コロナ渦でも自然と人とつながれる小さな装置です。アウトドアや友人家族と集う楽しみを建築していけば、コロナ渦でも結果は一緒だったということです。大人数か入れないというところがそぎ落としたお茶室の考え方でもあります。
Fカフェと看板をあげました。室名看板でもありますが、デザインは画家でもあるお施主様のアイデアをいただきアレンジしています。