和の静けさと北欧の温もりを掛け合わせたジャパンディスタイル。ベージュトーンと自然素材が、柔らかな光を受け止めます。

LDK
2階リビングダインイングキッチンは大空間にできる

神奈川県に完成したこの住宅は、落ち着きと温もりを兼ね備えたジャパンディスタイル。
室内の基調は、温度を感じるベージュトーン。壁・床・家具の色調を揃え、光の反射も柔らかく計算しました。天井や家具の一部に木目を効かせ、視線をやさしく誘導。
キッチンは動きやすいゼロ動線で設計し、食事も片付けも短い距離で完結。浴室やシャワールームは、ホテルライクな仕上げに加え、収納やベンチなど実用性も重視しています。
色数を減らすことで、素材やディテールの陰影が際立ちます。ソファやチェア、テーブルに至るまで選定を任せていただいたことで、暮らし全体に統一感が生まれました。
毎日が旅先のようでありながら、きちんと日常に寄り添う──そんな住まいになりました。

色数を減らす勇気

家づくりでは、どうしても「この色も素敵」「あの素材も使ってみたい」と足したくなります。けれど、色数を減らすことで見えてくる豊かさがあります。
今回の住まいでは、ベージュトーンを基調に色を3〜4色以内に抑えました。結果、光や影の変化がそのまま室内の表情になります。家具や植栽の緑がアクセントになり、暮らしの中で四季を感じられます。
女性として日々の家事や生活を意識すると、視覚的な情報量は案外大きな負担になります。色を絞ることは、視線と心を休ませるための設計でもあります。
色数を減らす勇気は、暮らしの密度を上げる第一歩。そこに小さな彩りを加えるだけで、長く愛せる空間になります。

外観写真
軒天の木目と外壁の無彩色。空と光が時間ごとに変わる、モノトーンの外観。

通過動線の間接照明効果。直線のライン照明で視線を導く玄関ホール。

階段手摺や廊下、洗面コーナーの移動スペースに間接照明をいれています。器具がかわいいお揃いガラスの照明(ダイニングペンダントと階段ブラケット)とは別に間接照明は壁の奥行や天井の高さを強調してくれています。ありきたりのダウンライトや直接的な照明に頼らない照明計画は 建築家の作るデザイン住宅ならではの何かが違う一つのポイントになるでしょう。

シンクの中で調理が完結するゼロ動線キッチン

トーヨーキッチンで「ゼロ動線キッチンINO」とカルテルのチェア「AIエーアイ」を選定させていただいています。シンクの中で調理が完結する
シンク「パラレロ」 ゼロトップの考えを実現するのは、「洗う」「切る」「盛り付け」までシンク内で調理が完結し、シンク前から動くことなく調理ができる「パラレロシンク」です

世界初!A.I.(人工知能)が導き出した、心地の良い椅子です。軽くて扱いやすい実感です。
今や押しも押されぬ存在となったデザイナー「フィリップ・スタルク」。
彼がこれまでにデザインした椅子のデータをA.I.が学習し、導き出した最適解がこのチェア「A.I.|エーアイ」です。

人にやさしい設備たち

24時間風呂に対応する人造大理石のパナソニックユニットバス。トイレもひじ掛け付き。洗面とトイレには暖房ヒーターが設置されています。寝室にはシャワールームを設け、浴室は24時間お湯を循環。ホテルのような非日常感と、暮らしやすい実用性を両立しました。
家具もお任せいただき、カルテルの「AI」チェアやブロック型のテーブルセットなど、軽快さと座り心地を両立したセレクト。お客様に「毎日が旅先のよう」のような快適さを味わっていただくために。

シンプルな洗面にブラックのボウルを合わせ、ホテルライクな非日常感を演出。

檜の家、高性能住宅。柱は東白川村からプレゼント!

高さ制限をクリア、耐震性能3、温熱環境長期優良住宅認定。住宅性能としても施工工事をしっかりしてくださいました。岐阜県東白川村 フォレスタイル事業を利用したので、一棟分の檜の柱はすべて村から補助。東濃檜です。また、造作テーブルも村のポイントで製作できました。 岐阜県の地域産業にも貢献できています(‘◇’)ゞ 温熱計算だけでなく換気も重視しているので今回は熱交換24時間換気システム「せせらぎ」を採用しています。

BIM設計の強み

間取だけではなく、高さや広さの空間デザインを お施主様、建築会社、設計者が共有できるBIM設計ならでは。検討が行き届いた家になりました。

また、家具・家電・カーテン・外構の設定もさせていただきました。

素材の温度感から暮らしを整える設計について、初回オンライン相談を承っています。